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2016/08/02

企業インタビュー MWS日高①

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【群馬の企業インタビュー】

 

株式会社エムダブルエス日高

 

介護を通じて社会的課題を解決

 

 

エムダブルエス日高 北嶋史誉代表取締役

 

 

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(写真)北嶋史誉 代表取締役

 

 

 高齢者がより良く暮らすための介護事業を展開する「エムダブルエス日高」(高崎市)。2013年に群馬県優秀企業表彰優秀賞、第1回群馬イノベーションアワード大賞を受賞。今年7月には介護予防プログラム開発が経産省の「健康寿命延伸産業創出推進事業」に採択されるなど、介護福祉界に次々とイノベーションを起こしている。次世代型の施設には全国はもちろんアジアからも視察団が訪れるという。介護を通じた社会貢献を目指す北嶋史誉社長に「働く」ことについて聞いた。

 

 

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■エムダブルエス日高は、どんな企業なのでしょうか?

 

 

「仕事を通して社会的課題を解決する会社です。主に介護事業をしていますが、介護保険制度はまだ始まって17年ほどしか経っていませんし、まだまだ問題が残っています。私たちは仕事を通じて介護保険の課題を解決していけたらと考えています」

 

 

■北嶋社長はどのような経緯でエムダブルエス日高に入社されたのですか?

 

 

「もともとは日高病院(高崎市)に医療ソーシャルワーカーとして勤めていました。また群馬県初の腎臓移植コーディネーターとしても仕事をさせてもらっていました。その頃に介護保険制度(1997年介護保険法制定)の導入が決まっていたのですが、病院側から介護事業をやってみないかと打診されました。

 

 それまでは行政が施設などを決める『措置制度』の介護福祉サービスだったのですが、介護保険制度のスタートでそれぞれが気に入った施設と契約する制度ができることになりました。私自身、措置制度に多くの課題を感じていましたので、その課題に取り組むために新たな場所でチャレンジすることにしました」

 

 

■関連法人への移籍ということでしょうか?

 

 

「そうですね。病院側からは出向の話ももらっていたのですが、社会的課題に真っ正面から取り組むために、出向の話を断って、退路を断つ形でこの会社へ移ってきました。当初は在宅事業部の部長という立場でした(2011年に社長就任)」

 

 

■学生のときから福祉に興味があったのでしょうか?

 

 

「福祉系の大学出身ですが、もともとは法学部志望だったんです。法律の勉強をして、その知識を活かして社会に貢献したいと思っていました。でも、一浪しても法学部に入れず、2次募集で東北福祉大学に滑り込みました。目標を失っていたときに、法律をつかって患者さんを支援する『医療ソーシャルワーカー』という仕事があることを先輩から教えてもらいました。生活保護法や身障法などの法律を使って社会的に役立つ仕事をすることに、大きなやりがいを感じました。そして、その道に進むことを決めました」

 

 

■大学卒業後、地元群馬へ戻ってきたのは?

 

 

「大学時代は、仙台の市立病院で研究生として勉強させてもらっていました。夏休みの課題の一つに、地元の病院で実習を受けるという項目があり、高崎の日高病院を選びました。市立病院では何をするにも多くの書類と判子が必要で、それが普通だと思っていましたが、民間の日高病院はスピード感が違っていました。こういう病院でソーシャルワーカーの仕事がしてみたいと思い、地元の日高病院に就職することにしました」

 

 

■ソーシャルワーカーとして働くことで新たな課題は見つかりましたか?

 

 

「退院したあとのケアは、措置制度では自治体が決めることになっていました。施設もヘルパーも自分で選ぶことができず、住んでいる地域の中で指定されていました。競争がなかったので、いろいろな問題が生じていました。介護保険は、民間参入が認められるので自由競争になります。より良いサービスが提供できるようになることに魅力を感じていました。結果的にそれが自分自身の“移籍”につながっていきました。法学部を目指していた中で、たまたま出会った福祉の世界ですが、自分の気持ちや行動しだいでいろいろな道が拓けてくると常に思っています」

 

 

■2011年の代表取締役就任後の2013年「エムダブルエス日高地域福祉交流センター」をオープンしました。

 

 

「40人規模のデイサービスは運営していましたが、次世代型の大規模デイサービスを展開したいと考えていました。若手スタッフとの話し合いを重ねる中で、イメージが出来上がっていきました。キーワードは『脱お世話型』でした。それまでの介護は、管理が基本でしたが、私たちは高齢者をお世話するのではなく、自己管理、自己選択の支援です。高齢化社会を迎えるにあたり、より多くの人が利用できる新しい形のデイサービスを提供したいと考えていました。2015年には太田にも『太田デイトレセンター』を開設しました。これらも社会問題を解決するという考えから生まれた施設なのです」

 

 

 Part2へ続く

株式会社エムダブルエス日高

(群馬県高崎市日高町349)