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2016/11/29

群馬の企業インタビュー ホテル松本楼②

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群馬の企業インタビュー


ホテル松本楼②

 


代表取締役社長・松本光男さん

若女将・松本由起さん

 

平均年齢58歳の旅館に変化

新卒採用で変わった旅館の好循環

「新卒採用は地域への投資です」

 

 

近年、新卒採用に力を入れている伊香保温泉の「ホテル松本楼」。今年10月に代表取締役社長に就任した松本光男さんと、若女将の松本由起さんにその理由と取り組みについてお話を聞きました。

 

社長・若女将
■社員は群馬県内の出身者が多いのでしょうか?


若女将―
 5年前から新卒採用を始めて毎年58人を採用していますが、ほとんどが県内出身者です。特に優先して採用しているわけではないですが、地元で働きたいという学生さんの応募が多いですね。

 

実は新卒採用を始めてから、売り上げが年々伸びているんです。建物は全く改装していないのに、「お客様から明るくなったね」と言われたことも。ソフト(人・サービス)を変えることによって売上げが上がり、徐々にハード(建物)も改装できるようになってきました。この好循環を継続していくためにも若い力には期待していますし、力を入れて育てていこうと思っています。

 


■新卒採用を始めたきっかけは?


社長―
 当時、平均年齢が58歳と高齢化が進んでおり、将来のことを考えると非常に危機感がありました。私たち経営陣が世代交代を控えていたこともあり、スタッフにも新しい風を吹き込みたいと、新卒(高卒・大卒)採用をはじめました。

 

私たちが新卒教育に慣れていなかったこともあって、1年目は8人中7人が辞めてしまうという惨憺たる結果でした。どうして辞めるのか、理由をすべて本人に直接聞いて改善点を探り、それまで1週間単位で出していたシフトを1ヶ月単位にするなどできることはすべて改善しました。結果として、最近の3年間では21人採用して離職したのは1人だけです。

 

3年頑張れば、仕事の面白さが分かってきます。3年続いたら海外への研修旅行という“ご褒美”も、モチベーションになっているようですね。

 



■すごい離職率の低さですね! キャリアアップの教育にも力を入れているそうですが、具体的には?


若女将―
 マナーの先生を招いた年3回の「おもてなし研修」、月2回の「幹部会議」に加えて、昨年から毎月1回「幸せ研修」を行っています。

 



■「幸せ研修」とは?


若女将― 
どうやったら幸せな人生を送れるか。お金や結婚についてなど、人生を学ぶんです。先日は『金持ち父さん貧乏父さん』というボードゲームで、子どもが生まれたらどれくらいお金がかかるか、どうすれば人生に付加価値を生み出せるかといった、人生設計においてのキャッシュフローを勉強しました。

 

就職はゴールではありません。松本楼で働くことで最終的に何を目指したいかを決め、そのゴールにたどり着くためにはどうすればいいのか、自分の羅針盤を作ってほしい。この研修を受けてから、家賃の安い部屋に住み替えた子もいます。

 

将来的に当社の幹部として活躍してもらうのが一番ですが、たとえ辞めたとしても幸せになれるように、「松本楼で働いてよかった」と思ってもらえるように、人生の応援者になりたいと思っています。

 


■学生を採用する際に重視するのは?


若女将―
 これまでの人生で、周りの人間を幸せにしているかですね。親・兄弟を大事に思ったり、誕生日のサプライズなどで友達を喜ばせたり。そういう気持ちがない人はお客様を幸せにすることが出来ないと思います。私たちの仕事は、お客様が何を望んでいるか、言われる前に気づかなければいけません。相手の気持ちを感じ取る『共感力』は大切だと考えています。

 

社長― もう一つは、人を使える人間かどうかです。将来的に当社の幹部として活躍してもらえるよう教育していくので、その素質があるか、見極めが必要だと考えています。これまでにリーダーシップを振るった経験がなくても、人をまとめていきたいという気持ちがある、人から好かれる、何かに一生懸命取り組んだことがあるといった学生に来てほしいなと思います。

 



■社員に求めることは?


社長―
 旅館で働くスタッフにスポットを当ててどのような取り組みをしているかを発表する「旅館甲子園」という全国規模のイベントがあるのですが、2015年の第2回大会で松本楼は全国ベスト5に選ばれました。来年2月に第3回大会があり、今回もベスト5に選ばれて大会出場が決まっています。次は日本一を狙いたいですね。

 

また今年6月に開催された「群馬県活力朝礼コンクール」でも、入社12年目の若手16名で出場し最優秀賞をいただくことができました。

 

社員には単純に与えられた仕事を毎日繰り返すだけでなく、「松本楼でこんなことをやってきた」と誇れることに取り組んでもらいたいと思っています。

 

スタッフ㈭

          やりがいを持ちいきいきと働くスタッフ

 

眺望客室

         四季折々の眺望を楽しめる客室

 


ホテル松本楼

渋川市伊香保町164

Part 1